カサゴの釣り方
テトラ・岩礁の穴に落とす「穴釣り(ブラクリ)」と、ワームで根回りを探る「ルアー釣り」、2スタイルで攻略する
穴釣り(ブラクリ仕掛け)
テトラ帯・堤防の基礎石・磯の岩の隙間に、ブラクリ仕掛け(鉛玉に針を直結したシンプルな仕掛け)にイソメやエビをつけて落とし込む根魚釣りの定番。カサゴは岩の穴や隙間を住処にするため反応抜群。道具はシンプルで初心者にも扱いやすく、釣果も安定している。コンパクトロッドで気軽に楽しめる。
- ブラクリ仕掛け(8〜15号)に青イソメまたはシラサエビを房掛けにしてセット
- テトラの穴や岩の隙間にそっと差し込み、底まで落として数秒待つ
- アタリが来たら即合わせし、根に潜られる前に一気に引き抜く。アタリがなければ次の穴へ移動
- テトラ帯・消波ブロックの隙間(穴の奥が狙い目。明暗の境目を意識する)
- 堤防基礎石の際・磯の岩の隙間(水深1〜3m程度の浅場でも十分釣れる)
ライトロックフィッシュ(ワーム・ジグヘッド)
3〜4インチのシャッドテールやグラブ系ワームをジグヘッドにセットし、堤防・岩礁のボトムをスローに探るライトゲームスタイル。カサゴは根回りに張り付くように生息しており、リフト&フォールやスローリトリーブに強くバイトしてくる。ワームの存在感が釣果を左右し、バイトの瞬間の手感覚が醍醐味。
- 5〜14gのジグヘッドに2〜3インチのシャッド系ワームをセット
- キャスト後に着底させ、リフト&フォールまたはズル引きでボトムを丁寧に探る
- 根の際・岩陰・テトラ周りを重点的に攻め、アタリがあったら即合わせして根に潜られる前に浮かせる
- 堤防先端・コーナー付近の根・捨て石周り(潮通しが良い場所が好条件)
- 磯・地磯の岩礁帯(夜間は特に活性が高く大型が出やすい)
穴釣りは「1穴1魚」が基本。アタリがなければ15〜30秒で次の穴へ移動する探り釣りが効率的。アタリは竿先がコツンと叩かれる感触で、即合わせして穴に潜られる前に一気に引き抜くことが最重要。ライン(フロロ3〜4号)は根ズレに強い素材を使い、穴に入れやすいよう仕掛けを垂直に落とす意識を持つと釣果がアップ。
カサゴのルアー釣りはボトム(底)を意識することが最重要。着底後は2〜3回ロッドをあおってリフト&フォールし、フォール中にバイトが集中する。根掛かりを避けるため底を引きずらずに少し浮かせて誘う。夜釣りは日中の倍以上の釣果が出やすく、常夜灯周りの明暗の境目は超一級ポイント。ワームカラーは自然色とグロー(夜光)をローテーションすると効果的。
釣り場タイプ別ガイド
| 場所 | 安全性 | 魚影の濃さ | 向いている釣り方 |
|---|---|---|---|
| テトラ帯・消波ブロック | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 穴釣り(特に定番・初心者にも向く) |
| 堤防基礎石・捨て石周り | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 穴釣り・ルアー両方で実績大 |
| 磯・地磯(岩礁帯) | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ルアー(ワーム)・穴釣り両方 |
予算別タックルリスト
予算と釣り方を選ぶと、おすすめタックルが表示されます
時期・時間帯ガイド
★が多いほど釣れやすい時期・時間帯です
カサゴの調理レシピ
身近な根魚でも食味は極上。白身のきめ細かさと甘みは高級魚に匹敵する。
カサゴ料理の王道。外はカリッカリ、中はふわっとジューシーで骨まで食べられる一品。小型は丸ごと揚げると絶品のおつまみに。
カサゴ 2〜3尾・醤油 大さじ2・酒 大さじ1・生姜汁 小さじ1・片栗粉・揚げ油 各適量
- 1カサゴをウロコ・内臓を取り、醤油・酒・生姜で15〜20分下味をつける
- 2水気をしっかり拭き取り、全体に片栗粉をまんべんなくまぶす
- 3170〜180℃の油で5〜6分揚げ、二度揚げでカリッと仕上げる。レモンを添えて完成
透き通るような白身はきめ細かく、淡白ながらも甘みと旨みが凝縮。大型のカサゴが釣れたらぜひ刺身で。釣りたてより翌日がさらに美味。
カサゴ(大型)1尾(300g以上)・醤油・わさび・大葉・しょうが・レモン 各適量
- 1ウロコ・内臓を取り、3枚おろしにして皮を引く
- 2身を斜め薄切りにして盛り付け、大葉・しょうがを添える
- 3わさびと醤油で食べる。ポン酢もよく合う
頭や骨から出る濃厚な旨みのだしが絶品。小型のカサゴでもまるごと使えて、白いご飯に最高に合う漁師飯の定番。
カサゴ 2〜3尾(または頭・あら)・水 700ml・酒 大さじ2・みそ 大さじ2〜3・豆腐 1/2丁・ネギ・しょうが 各適量
- 1カサゴを塩でもみ洗いし、熱湯で霜降りにしてアクを流水で洗い流す
- 2水と酒で中火20分煮てだしを取り、豆腐・ネギを加える
- 3火を止めてみそを溶き入れ、しょうがを添えて完成
甘辛の煮汁がカサゴの白身にしみ込んで絶品の煮付け。白いご飯のおかずに最高。ひと晩おくとさらに旨みが増す。
カサゴ 2尾・醤油 大さじ3・みりん 大さじ3・酒 大さじ3・砂糖 大さじ1・水 200ml・生姜 1片
- 1カサゴに熱湯を回しかけ(霜降り)、流水で洗い臭みを取る
- 2鍋に調味料・水・生姜を合わせて沸かし、カサゴを加える
- 3落とし蓋をして中火12〜15分。煮汁が煮詰まり照りが出たら完成
イタリア料理の定番、アクアパッツァにカサゴは最適。魚の旨みとオリーブオイルが一体となったスープも絶品でバゲットがあれば完璧。
カサゴ 1〜2尾・ミニトマト 10個・アサリ 200g・にんにく 2片・白ワイン 100ml・オリーブオイル・塩・胡椒 各適量・パセリ 少々
- 1カサゴに塩・胡椒をして、オリーブオイルで両面を焼き色がつくまで焼く
- 2にんにく・トマト・アサリ・白ワインと水100mlを加え、蓋をして中火で10分蒸し煮
- 3塩で味を整え、パセリを散らして完成。バゲットを添えると絶品
薄力粉をまぶしてバターで焼くムニエルはカサゴの淡白な白身との相性が抜群。バターとレモンの香りが食欲をそそる洋風一品。
カサゴ(3枚おろし)2尾分・塩・胡椒 各少々・薄力粉 適量・バター 大さじ2・レモン 1/2個・パセリ・ケッパー 各適量
- 13枚おろしの身に塩・胡椒をして10分おき、水気を拭いて薄力粉をまぶす
- 2フライパンにバターを溶かし、中火で両面をこんがり焼く(皮目から焼く)
- 3レモン汁を回しかけ、パセリを散らして完成。タルタルソースも合う